2009/10/10
江戸簾(すだれ)田中製簾所
吉原の花園通りから国際通りを渡って最初の信号を右に曲がると、田中製簾所が有る。
田中製簾所は明治の頃から続く工房で、現職の田中耕太朗さんで5代目。
簾の歴史は古い。
万葉の頃から有った簾は、当時宮廷を飾ってきました。
その後、武家屋敷、神社仏閣等にも取り入れられ、江戸の頃には商家にまで広がって行くのです。
江戸簾の特色は、竹、萩、御業、蒲、よし、などの天然の素材の色をそのまま生かした造りが特徴的です。竹は目に合わせ、細かく裂いたりへいだりと、長さや幅を合わせるのが大変だとか。
こういった伝統工芸には、今現在様々な問題が有ります。
まずは、後継者不足。
後継者不足によって、技術の継承の難しさ。
それに材料の不足。
今では萩、御業、蒲、よし等を取り揃える業者が、全くと言って良いほどいない。
竹屋さんはかろうじて居るようですが。
道具の不足。
職人が使う道具を作る方も段々と居なくなっている現状。
細かな作業をする特殊な技術を持つ伝統工芸には、それ専門の道具が必要なのです。
「釘」一つとっても、作っている業者が居なくなっているとか。
日本は日本なりのこういったすばらしい伝統工芸が沢山有ります。
それは「匠」の織りなす技術。
しかしそれには多くの従事する、材料屋さんであったり、道具屋さんで有ったりする方々有っての事。
日本の技術を守って行く為には、こういった方々の存在も忘れてはならないのです。
日本の伝統文化。
守っていくには沢山の問題が、まだまだ山積しているようです。
国や行政が、日本の文化の大事さを、もっと理解してくれたら・・・とも思う一日でした。
株式会社 田中製簾所
〒111-0031 東京都台東区千束1−18−6
Tel 03-3873-4653
Fax 03-3874-0746
http://www.handicrafts.co.jp/
【創業】 明治初期(初代田中仁助)
【事業内容】 各種すだれの製造販売ならびに関連事業
【代表取締役】 田中耕太朗
- 大きさ等によって分けられた素材
- 裁ちバサミ
- 大正の頃の簾編み機
人気度: 2%


































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